オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーを退団し、所属先が未定の本田圭佑(33)が14日、オランダのVVVの練習に参加するため、成田空港から出国した。

同日午前にピンクのシャツにベージュのスーツ姿で空港に姿を現した。居合わせたファンらの呼びかけに笑顔で応じ、搭乗口へ向かう際は見送る報道陣やファンらへ手を振って出発した。

練習参加は15日からで、理由について、本田の所属事務所は「VVVへの練習参加は、クラブ側の希望とチーム練習を望む本田圭佑との思いが合致し決定しました。本田圭佑は5月末からのオフの期間、個人練習を毎日欠かさず重ねてきました。これからチーム練習を積み上げることにより、移籍決定時に即座にパフォーマンスが発揮できるよう実戦感覚や体力を高めていく計画です」と、説明している。

本田は名古屋グランパスから、08年にVVVに完全移籍。2部降格を経験したが、2部で主将として得点を量産し、1部昇格に貢献し、2部MVPに輝いた。10年にCSKAモスクワに移籍したため、VVVへは、09年以来10年ぶりの“帰還”となる。