MF長谷部誠(35)とMF鎌田大地(23)が所属するフランクフルトが、ホッフェンハイムに競り勝ち開幕白星を飾った。

鎌田はトップ下で、長谷部は3バックの真ん中で先発出場。鎌田は試合開始直後、左サイドのスペースに飛びだし、味方からのパスを受けるとそこからコーナーキックを獲得。鎌田のショートコーナーを起点に得点が決まり先制した。鎌田は後半25分に交代し、サポーターから温かい拍手を受けた。長谷部はラインをコントロールしながら堅守を見せ、優れたこぼれ球への予測と反応で味方をサポートし、無失点で抑え勝利に貢献した。長谷部は「厳しい試合でしたけど勝てたことは良かった」と振り返り、鎌田の活躍に「彼は今、ある程度自信を持ってやっていますし、それがいい形で周りにも評価されて、これからゴールを取る、アシストするっていう結果がついてくれば、もっともっとよくなっていくと思うし、非常にいい成長の階段を上っているんじゃないかなと思います」と期待を寄せた。

鎌田のコメントは以下の通り。

-いい活躍だった

鎌田 いいシーンも何度か作れましたけど、やっぱりこう、まだ自分がやりたいようにはできてないと思うし、もっとこのチームの前の選手で試合に出るためにはもっとできないとダメ。初戦ということでブンデスの強度というか、久しぶりに感じましたし。まだまだね、当たり方だったり、工夫しないといけない部分がたくさんあるとは思いましたけど、ひとまずチームが勝てたというのはすごく良かったなと思います。

-日本人でブンデスリーガから例えばベルギー移籍して、また戻ってくる選手というのは少ないと思うんですが

鎌田 そうかもしれないですけど、去年、僕は4大リーグに戻ってくることだけを考えながら、プレーしていたので。4大リーグでプレーすることに意味があると思う。

-2年前も開幕戦でプレーしましたが、その時と比べて

鎌田 2年前は開幕スタメンに自分自身もびっくりしてた部分があるし。練習でもチームにあんまりついていけてないなというイメージがあったんで。今年の開幕戦は、ずっとプレシーズンもよかったと思うし、自分自身もこのチームでやれると思いながら臨んだので。気持ちの部分では違うかなと思います。

(中野吉之伴通信員)