日本代表MF柴崎岳(27)がスペイン2部デポルティボで公式戦デビューを果たした。開幕節のオビエド戦にフル出場し、3-2で勝利した。

柴崎はダブルボランチの左でプレーした。公式戦初戦ながら、攻守にわたり貢献。先制点の起点にもなった。前半20分、ハーフライン手前からボールをドリブルで運び左サイドにパス。フリーで受けたボルハ・バジェがペナルティーエリア外から打ったシュートをGKアルフォンソ・エレーロが弾き、コネが詰めてゴールに押し込み先制に成功した。

デポルティボの地元紙「ラ・ボス・デ・ガリシア」は柴崎について「センターハーフとしてプレーし、華麗なデビューを果たした。パスとドリブルで相手のラインを破り、守備のサポートで身を粉にした。素晴らしかった」と称賛し、オビエド戦に出場したデポルティボ14選手の中で最高となる8点を柴崎だけにつけている。

また同紙は「(ホームスタジアム)リアソールのサポーターは1部昇格を夢見られることを柴崎に確信させられ、彼に恋に落ちた。柴崎はデビュー戦で輝き、デポルティボの彼への賭けがうまくいくことを明らかにした」と柴崎がすでにファンのハートをつかみ、デポルティボの補強が成功だったことを強調している。

柴崎の次の戦いは25日にアウェーで行われる、1部から降格してきたばかりのウエスカ戦となる。