スペイン1部レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍した日本代表MF久保建英(18)が23日、移籍後初めてチームの練習に参加した。その後、ビクトル・モレーノ監督(44)が記者会見に臨み、久保への注目の高さが25日に行われる第2節Rソシエダード戦を上回ることについて不快感を示した。

久保の契約について問われた監督は「我々には日曜日、非常に重要な試合がある。我々がRソシエダードについて話さないことは敬意を払っていないと思う。少なくとも私はそのゲームには参加しない」と話題が試合以外のことにスポットが当てられていることに皮肉を述べていた。

この日はフランス人MFヤニス・サリビュルとも契約しており「2選手が入団したのは確かだし、今日彼らは練習をしていた。しかし今現在、彼らが日曜日にいるかどうか私には分からない。今のところ重要なのはすでにいる選手たちだ」と久保の招集メンバー入りについて明かさなかった。

もし久保が25日のメンバーから外れた場合、次のマジョルカデビューのチャンスは9月1日にアウェーで行われる第3節バレンシア戦となる。(高橋智行通信員)