ガラタサライの日本代表DF長友佑都(33)がアウェーのクラブ・ブリュージュ戦にフル出場し、自身が持つ同大会の日本人最年長出場記録を33歳6日に更新した。試合は0-0で引き分け、敵地で勝ち点1を獲得した。

12日に33歳の誕生日を迎えた長友は、年齢の衰えを感じさせない豊富な運動量で攻守に存在感を発揮した。最大の見せ場は後半37分、FKのこぼれ球を拾い、約25メートルの位置から右足で無回転シュート。惜しくもゴール左に外れ、同大会16試合目での初得点とはならず「決まっていればゴラッソ(すごい得点)」と悔しがった。守ってはマッチアップした20歳のセネガル代表FWディアッタを完封。相手はまたぎフェイントなど多彩な足技を駆使してきたが動じず、熟練の対応でチャンスを作らせなかった。

欧州CL本戦に出場した日本人はこれまで19人で、30歳以上でピッチに立ったのは中村俊輔(30歳5カ月16日=当時セルティック)と岡崎慎司(31歳2日=同レスター)を含む3人。「自分の実力を知らしめたい。そこに年齢は関係ない。まだまだ進化した長友を見せられるように」。欧州各国リーグの強豪クラブしか出場を許されない狭き門。欧州の大舞台でも、33歳になったベテランは輝きを放ち続けている。