【イスタンブール=オルムシュ由香通信員】ガラタサライの日本代表DF長友佑都(33)が、欧州最高の舞台でフランス代表FWエムバペらを擁する強豪パリ・サンジェルマンとの戦いを堪能した。試合は0-1で敗れたが「楽しいですね。このレベルでやれるのは」と充実感を漂わせた。次戦(22日)は大会最多13度の優勝を誇るレアル・マドリードをホームに迎える。

長友は0-1の惜敗を「まだまだ自分たちの実力不足」と受け止めた。後半21分、敵陣左サイドでパスを受けると一気にDFムニエを抜き去ったが、その後のクロスを大きく蹴り上げてしまい「ああいうところが差。しっかりとピンポイントに合わせられるようにならないと、やっぱり上には行けない」と反省した。

それでも表情は明るかった。昨年のワールドカップ(W杯)ロシア大会でも対戦したベルギー代表のムニエとマッチアップし「懐かしいなあと思いながら戦っていた」と言う。日本人の欧州CL最年長出場記録を更新し続ける33歳ベテランは持ち場の左サイドで攻守に奮闘した。

フランスの強豪と十分に渡り合い「自信になると思う」と手応えを得た。次節はホームでRマドリードと対戦。「戦う姿勢があれば絶対やれる」と強気に話し、表情を引き締めた。