欧州リーグ初先発となったPSVに所属する日本代表MF堂安律(21)は、アウェーでのローゼンボリ戦で2アシストを記録した。

試合後にファンボメル監督が堂安を称賛したと、地元紙アイントホーフェンス・ダフブラットが報じている。同監督はMFブルマの代役として先発させ、チームの勝利に導いた堂安に対して「チーム全体にも言えることだが、彼はよくやった。前から堂安はクオリティーを持った選手であることは分かっていたし、練習で私が求めていることをやってくれる。信頼できる選手だ。私は前線に誰を起用するか選ぶという選択肢があることが、素晴らしいことだ」と、堂安の加入で前線のタレントが増えたことに満足していると話した。

また、FOXスポーツの解説者を務める元オランダ代表でOBのブルヒンク氏は「(ファンボメル監督が)堂安をこれほど早く起用させたことに驚いている。彼の考え方では、選手に時間を与えてPSVのレベルやプレースタイルに慣れさせる。だが、堂安にはそれが当てはまらないみたいだ。まれなケースだね。ファンボメルは堂安を信じているようだ」と、新加入の選手がこれほど早く頭角を現すのは珍しいと話した。

さらに「日本人はちょっと遠慮しがちで、控えめだというイメージがあるが、彼は前線に上がって行ったし、ボールも要求していた。彼がこんなに早くPSVのレベルにフィットしたことに僕は驚いている」と絶賛した。

フットボールプリムールのサイトでは「堂安をスタメンで起用するべきか」との質問に1050人が回答し、イエスが「83%」となり、早くもファンの心をつかんでいる結果となった。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)