スペイン紙マルカが18日、マジョルカ所属の日本代表MF久保建英を1面に大きく載せ、独占インタビューを掲載した。

「日本のメッシ」というあだ名をつけられたことについては「メッシのような偉大な選手と比較されるのは光栄なことだけど、いつの日か彼のようになるために僕はまだ多くのものを欠いている」と冷静に話した。

J1東京からRマドリード移籍を決めた理由については「スポーツ面や彼らが僕の今後のために持っていたプラン、そして将来僕に考えてくれていたことでのRマドリードの意図を本当に気に入った」と説明。移籍に際し、「2年目か3年目にトップチームの一員になるという条件を求めたのか」という質問には、「いや、それはどの契約にも入っていないよ。それは普通のことだ。全ては選手次第であるし、自分次第」と話した。

カスティージャからマジョルカへの期限付き移籍については、「最終的には常に選手が決断を下すものだけど、その前に僕たちは代理人やクラブと話し、それがベストだと判断したんだ」と明かした。

日本代表として、W杯2次予選のタジキスタン戦で4分間しかプレーできなかったことについて、「少しフラストレーションになった?」と質問されると、「うん、少しね。でもそれが現状。もし僕がよければもっとプレーできるだろうから。そのことをしっかりと受け入れている」と話した。

Rマドリード戦を目前に控え、「彼らと対戦することは非常に重要なこと。カスティージャに残らずマジョルカに来た理由を証明しなければならないと思っている」と引き締めた。ピッチでの強みは「相手がたくさんいるライン間でボールを受けるのが好きだよ。相手を引きつけ、そこからアドバンテージを得ようと試みている」と話した。好きなポジションについては「トップ下。そこが一番好きなんだ。でもサイドでもうまくフィットすることができる」とアピールした。課題については、「スピードを改善しているところだよ。今日、スピードの速い選手だけが高いレベルに到達することができるからね。そしてさらにクオリティーを備えているなら、それは別物だ」と答えた。