FW原口元気の所属するハノーバーはホームでオスナブリュックと対戦し、0-0で引き分けた。

右FWで先発した原口は後半26分までプレー。前半17分にはペナルティーエリア右から中へ切り返してシュートを放つなどしたが、得点は奪えなかった。

試合後の原口の主な一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

原口 難しい。崩しきれないね。左で出たいけど、今は「サイド(の選手)は(タッチライン際に)張ってろ」という指示だから。右で(サイドに張って攻略していく)というのはなかなか難しい。左だったら張っててもいいんだけど。相手のラインも低かったから、前節みたいに(相手の)裏を取るとかっていうのもなかった。そうなった時に、コンビネーションで崩すというのもあんまりないから。正直、自分の力だけで右サイドを攻略するのはなかなか…。相手も引いていたし、難しさはあった。なかなか右に(ボールが)回ってくる回数も少ないし。リスクをかけてもいいけど、そこまで右サイドでのドリブルに自分自身、クオリティーがないから。左だったら、もうガンガンいけるんだけど。

-原口選手を右で起用している監督の狙いは?

原口 右利きの選手が多くて、左はある程度みんなうまくできる。カットインしていくタイプで。逆に右サイドはいなくて。監督は「ベストな布陣はまだ見つけられてない」って言い方をしていたけど、前節はそれなりに裏を取れてっていうのが多かった中で、そのシーンを(ミーティングで)たくさん見させられて、「こういう動き(をしてほしい)」って言われてて。で、今日は相手が深かったから、なかなか裏もなかった。(裏のスペースが)ない中でも、もうちょい裏を取らなきゃいけないなっていうのはあるけど。ちょっと(右SBの)コビー(ユリアン・コルプ)の位置も低かったから、俺が中に入った時にコビーにはもうちょい上がってほしいんだけど。そっからもう1回外、とかでもいいし。詰めていかないといけないところはたくさんありますね。

-監督の「ベストな布陣はまだ見つけられてない」という言葉のように、チームの根幹となる部分がまだ定まっていないと原口選手自身も感じるか

原口 アウェーの時は結構いい試合できているんだけどね。相手が引いてきた時の崩し方をもうちょっと練習しないと。いろんなところでもうちょっとリスクをかけてもいいかなとも思う。もうちょっと裏を取りにいかないといけないと思うし、サイドに張っているだけじゃ難しいですね。