スペインサッカー連盟の競技委員会は23日、延期が決まっていた同国1部リーグ、バルセロナ-レアル・マドリードの「クラシコ」を12月18日に代替開催すると正式発表した。

カタルーニャ自治州の独立問題で、州都バルセロナで抗議活動やデモが激化しているなど混乱が続いており、安全面を考慮して今月26日に開催予定だった試合の延期が決まっていた。

スペイン紙マルカ(電子版)によると、リーグ側は12月18日が国王杯の開催日と重なるため、12月4日の開催を希望していたが、バルセロナとRマドリードはともに12月18日の開催を求める公式声明を出しており、その要求が満たされる形となった。

実際、12月4日開催は、その前の12月1日の週末にアトレチコ・マドリード-バルセロナの大一番を控えていたため、懸念される声も上がっていた。

その他、今回の件では当初、10月26日にホームとアウェーの順番を入れ替えて開催する案もあったがすぐに却下されていた。

(高橋智行通信員)