【マドリード6日(日本時間7日)=高橋智行通信員】A組はDF長友佑都(33)が所属するガラタサライは、アウェーでレアル・マドリードに0-6で大敗し、2試合を残して1次リーグ敗退が確定した。長友は後半43分まで出場した。一方でRマドリードのMFロドリゴがハットトリックを達成した。同組のパリサンジェルマン、B組のバイエルン・ミュンヘン、D組のユベントスが決勝トーナメント進出を確定させた。

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マジョルカMF久保のライバルと目されていたロドリゴが、ハットトリックの大活躍だ。久保の定位置と同じ右FWで先発。開始4分に左クロスをペナルティーエリア右でトラップし、切り返しから左足でゴール左に沈め、同大会初得点を記録した。すると、3分後にはDFマルセロに左クロスを頭で合わせて2点目。後半ロスタイムにはスルーパスを右足で流し込み、「左足」「頭」「右足」とすべて違う部位でハットトリックを達成した。

18歳301日でのハットトリックは、同じRマドリードでプレーしたスペイン代表FWラウルの18歳113日に次ぐ、同大会史上2番目となる年少記録となった。FWベンゼマの得点もアシスト。3得点1アシストと、予想以上の大活躍にもジダン監督は「驚いていないよ。彼はクオリティーの高い選手であるし、今やっていることをやるためにRマドリードへやって来たんだ」とコメント。指揮官の期待に応えた。

今季開幕は、マジョルカ移籍前に予定されていた久保と同じBチーム(スペイン3部)でプレーした。9月25日のオサスナ戦でトップチームデビューを果たし、いきなり初得点を挙げて「銀河系軍団」の仲間入りを果たした。その後はトップチームに同行。「入団時に予想していたよりも、すべての日々がとても速く過ぎ去っている」。久保がマジョルカで初ゴールを奪えない中、ロドリゴは世界最高峰の舞台で輝きを放っている。