香川真司が所属するサラゴサは2部リーグ開幕からこれまで15試合を消化しているが、ビクトル・フェルナンデス監督が1度も同じスタメンで戦っていないと、サラゴサの地元紙エラルド(電子版)が13日に報じている。

その理由はけがや病気、出場停止、代表招集、監督判断などさまざま。

そんな中、開幕からの7試合、トップ下の香川、2トップのルイス・スアレスとドゥワメナの攻撃のトライアングルは固定されていた。

一方、他のポジションは様々な組み合わせが試されている。

守備陣を見てみると、CBではアティエンサが軸となり、そのパートナーの地位をグリッポとクレメンテが競っている。サイドバックではビガライとニエトが基本的なスタメンだが、ビガライ負傷時はデルマースがその穴を埋めている。

中盤ではシーズン序盤、エグアラス、ハビ・ロス、グティ、イグベケメの4選手が中盤の3枠を争った。

さらにその後、ドゥワメナが第10節カディス戦後、心臓病が発覚して無期限活動停止になったことや、香川の欠場などにより、ソロ、ポンボ、アレックス・ブランコ、パプナシュヴィリにもチャンスが与えられ始めた。中でもソロは今現在、完全にドゥワメナの代役となり、ここ4試合連続でレギュラーの座を獲得している。

香川はリーグ開幕からこれまで、マラガ戦を風邪、ラス・パルマス戦を腰痛で欠場した他、フエンラブラダ戦はローテーションでベンチスタートだった。一方、その他の12試合には全てスタメン出場している。

(高橋智行通信員)