フランクフルトに所属するMF長谷部誠(35)は、リベロでフル出場した。守備ではいつも通り冷静なカバリングで相手の攻撃を分断。試合の大部分をコントロールしていたが、失点の場面では、最後のところで食い止めることができなかった。

前半にフル出場した同僚のMF鎌田大地(23)がネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりノーゴール。2点を追いつき、2-2で引き分けたものの、悔しい勝ち点1獲得になった。

長谷部の一問一答は以下の通り

-勝ち点1をどう捉えるか

今の状況からしても、勝ち点1ではもちろん満足できない。ゲームの内容を考えても、まあ、勝ち点3をしっかりと取らないといけない試合だったかなあと思います。とにかく連戦が続いている中で、リーグ戦3連敗していたんで。今日、ホームでしっかりと勝ち点3を取ることしか考えていなかった。やはり先に失点するとゲームとしてはきつくなったし、もちろん最後よく追いついたっていうのはあるんですけど。失点以外の場面でそんなにやられている感覚がなかったので。集中力っていうかね、そこの部分がやっぱり連戦でちょっと欠けているかなあって感覚はあります。

-相手もそんなにプレスに来るわけでもない

1失点目のシーンなんかも、自分たちの組み立ての中で、なんでもない簡単なパスを危ない形で取られて、そこからカウンター。そういう形で取られているんで。あとはセットプレーですしね。失点の仕方っていうのが、すごくイージー。前の3試合なんかも、非常に運に見放されている失点がやっぱり多かった。その運を引き寄せるものが必要だと思う。それは自分たちが集中して、やっていくしかない。冬休みまであと4試合ですけど、次は欧州リーグなんで。そこだけはしっかり勝って、次(決勝トーナメント)に行きたいなと思います。

-風邪をひいていたのか

そうですね。(11月28日の)アーセナル戦の前から少し。アーセナル戦やって、ちょっとひどくなってしまったんで。月曜日(2日マインツ戦)の試合は、回避したんですけど、そんなにひどくはないんで。ただ完全に治りきっている感じもないんでね。今回の風邪は長引くっていうんで、しっかりとケアしないといけないなと思います。

-取り消しになった鎌田選手のゴールは、コンビネーションができてきている感じがする

そうですね、崩して点が入ったら、きっとまたそこで自信も生まれてくるだろうし、そういうのはあると思うんですけど。ああいうのも含めて少し自分たちに流れないかなと思いますね。

-次の欧州リーグ(12日)まで少し時間あくのは助かるか

そうですね。久しぶりに1日オフもあるのかなと思うんで。ラスト4試合連戦なんでね。結構身体もそうですけど、みんな頭もいっぱいいっぱいになっている感じもあるんで。できるだけリフレッシュして、最後の4試合に臨みたいなと思います。(中野吉之伴通信員)