スペイン1部マジョルカMF久保建英(18)が7日のバルセロナ戦でブーイングを浴びたことについて、試合後のフラッシュインタビューの中で持論を語った。スペイン紙マルカ(電子版)が8日に伝えている。

  ◇   ◇

久保は下部組織で4年間過ごした古巣バルセロナとの初対戦について「僕たちはいい形でスタートしたという印象を持っていたけれど、前半6分に自分たちのミスで先制点を許してしまった。あんなにも素晴らしいチーム相手に早々の失点すればとても難しいものになる」と残念がった。

個人面については「幸い90分間プレーすることができた。できる限りの全力を出したが十分ではなかった」と何か足りないものがあったことを明かした。

ボールを持つたびにスタンドからブーイングを浴びたことについては「あれは観衆の決断だ。僕は自分の決断を下したし、彼らには僕にブーイングする権利がある。僕はあれを受けるに値すると思っている。さらに僕に拍手を送ってくれた人たちもいたし、そのことは僕に力を与えてくれた」と語り、それがバルセロナからレアル・マドリードに移籍した結果であることを認めていた。

バルセロナとの対戦については「彼らはまずまずうまくやることができる18歳の少年としてではなく、ライバルとして見てくれた。そのことがうれしいよ」と感想を述べた。

マジョルカがアウェーで一度も勝ち点を獲得していないことについては「僕たちは前節も今節も苦しんだ。そしてこの後、ポジティブなものを得られるように目指すことになるセルタとの試合を控えている」と返答した。(高橋智行通信員)