本田冬の移籍も視野「死にも向かっている」一問一答

<オランダリーグ:フィテッセ0-0フェイエノールト>◇8日◇オランダ・アーネム

【アーネム=エリーヌ・スウェーブルス通信員】フィテッセMF本田圭佑(33)は、ホームでのフェイエノールト戦でベンチスタートになり、0-0の後半35分から途中出場した。

チームを勝利に導くことはできなかったが、強豪相手に、チームはリーグ戦の連敗を5で止めた。

試合後の一問一答は次の通り。

-0-0の残りの10分で入った。勝ちにいくのか、そのままでいいのか

本田 (目を大きく見開き、ビックリしたように)勝ちにいくでしょう、当然でしょう。それ以外の選択肢はない。あの場面で、ホームで戦う、サポーターなら(当然、そう)思います。

-前半をベンチからどう見た

本田 今日は比較的、前半、良かったと思います。それが自分たちが良かったというわけじゃなくて、フェイエノールトが悪いかなと。相対的な問題になっちゃっているので、選手から改善しにいくというか、ジャッジはしにくいです。

まず、フェイエノールトが悪すぎる。この2チームは今、自信を失っている同士。お互い、とんでもないミスをしたり、チャンスもなかなか決めきれなかった。

まさにそういったチームと戦っていると前半と後半で、そう感じた。

だから前半は良かったですけど、それは向こうより良かったというだけ。(前節の)ヘーレンフェインみたいに、プレスかけてきた時に、結局今日も何度かバタバタするんで、根本的な解決はできてない。

その中で、僕の今日の役割は残り(時間が)少なかったから、もう少しこう、サポートがない状態で、何かをやらないとというところ。タッチ数は自然と増えるというのは分かってたから(前に)運んだりとか。

-得点を取りにいくより、パスを回す感じ

本田 見ての通り、中盤が分断されているので。僕は得点だけを狙いにいく…。21歳で、これからのキャリアをオランダで望むなら、中盤を放棄しますけど。さすがに、そういう立場は10年前と変わっているわけで。中盤が分断されていることを、気に掛けないといけない年齢と経験を持っているので、ね。

それはオランダで他にプレーしている日本人とは価値観が違うから。当然そういう役割になります。

結局、だって、ジェイ、7番も僕より前に出ているわけです。あと、アズール、10番も典型的にやりたいようなタイプなんで。僕が入って、僕もやりたいようにやっていいのか。当然チームのバランスだと思います。

-10年前と比べて、丸くなった?

本田 丸くなったかというか、引退に向かっているので、丸くも何も。うん。ただ、それは丸くなったかどうかは、僕の人生の生き方を見て判断してもらえればいいですね。

僕が、ビジネスはどれだけリスクを背負ってるかを考えて、判断してくれればいいと思います。

-スルツキー監督がいなくなって、自分の立場が変わったか。リスクなのか?

本田 全然リスクとは思ってないですけど。問題は僕のモチベーション。監督がいなくなったことで、ここにいる意味が、大分半減している。そのへんは、ちょっと、まあ、ここに来た時も言いましたけど、当然ながら冬の移籍も頭に入れている。

そこを考えて、と思います。試合に出る、出られないというところの問題ではないと思います。

-スルツキー監督のためにやりたかった?

本田 彼が練習初日に『練習参加じゃない、オファーしてお前を呼んだ』と言われた。だから、僕はここにいる。彼が出ていく前の2試合、僕は責任を託されたわけなんで。期待に応えられなかった。じゃあ、僕はこのままイスがあるのかというところの、自分のモチベーションですか。自分のプライドみたいなところは、ちょっと頭の中で整理しないといけない。

-責任も感じている?

本田 もちろんそうです。申し訳ないなと思ってますし。

-スルツキー監督ののスタッフもみんないなくなった。本田選手もスタッフの一部として見られたのか

本田 そうでしょうね。スルツキーに2人アシスタント(コーチが)がいた。来た瞬間に、あの2人が全部情報を共有してくれた。難しいことは分かった上で2試合したので。まあ、言い訳できないですけど。

-自分のモチベーションの立て直しを12月中に

本田 そうですね。立て直し。立て直す必要はあるかどうを含めて、競争をすること自体は、全然問題ないですけど。競争する時間を、どう思うか。引退に向かっているし、当然ながら、死にも向かっているわけなんで。10年前と今は、全然価値観が違う人生。1日の重みは違う。

うん。どこで、どうせ競争するなら、もっと自分が生き甲斐を感じる場所でしたい。

そこにプライドを持っているので。難しいのはいいんですけど、ミランみたいなところで勝負するのは3年くらいでも、全然いい。楽しいですけど。ここでそれをやるのかどうか。