ザルツブルクに所属するMF南野拓実(24)は、ホームでのリバプール戦にフル出場したが、得点を演出できなかった。

自身初の欧州CLは、1次リーグ敗退となったが、10月2日の第2節、アウェーでのリバプール戦では、3-4で敗れたものの、1得点1アシストを記録。計6試合で2得点3アシストとインパクトを残した。

南野の一問一答は以下の通り

-残念な結果に

南野 前半、すごく良い形で試合できて、後半2失点して…。今日の試合だけを見れば、相手との差っていうのは無かった。チャンスの数もあったし。でも、逆に言うと、ゴール前での少しのクオリティーの違いっていうのが、(ザルツブルクとリバプールの間にある)大きな差なのかなとも感じます。残念ですね、非常に。

-前半は本当にどっちに転んでもおかしくない内容

南野 僕らが前半1点取っていれば、全然違う試合展開になったと思う。もしかしたら僕らのエネルギーも後半まで続いたんじゃないかなと思います。

-「様子を見ながら」というよりは、スタートと同時に前から圧力をかけていくことを決めて臨んだのか

南野 そうですね。僕らはそうしないと。それが僕らの戦い方でもあるし。その中で1点取れれば、全然勝つチャンスはあったと思うんですけど、そこが難しかったかなと思います。

-後半に失点をした後の戦い方については

南野 いや、やっぱり失点しても最低でも1-0で試合を運ばないといけなかった。(1失点目から1分後に決められた)あの2失点目が痛かった。2失点目してからは悪くなかったですけど、やっぱり1失点目でしっかり食い止めて自分たちのペースに持っていかないと。今回だけじゃなくて、今までも欧州CL通して多かった。そこはチームとしての課題かなと思います。

-アウェーでのリバプール戦の再現みたいなこともイメージしていたのか

南野 それよりも、チームとしてはもう少しコンパクトな守備で失点をしないっていうことを、前よりも第一に考えてプレーしたつもりだったんですけど。そういう意味では、前半はプラン通りにすごくうまくいったし、後半で仕留めるか、前半で僕らが1点取るかっていう。そこのゲームプランは理想を言えばそうでしたけど、それができなかったんで、相手のほうが強かったんだなと思います。

-自分のプレーの感触は特に前半とかはスペースで良い形で受けていたし、リバプール相手にも戦えていたのでは

南野 欧州CLに出てるチームって、モチベーションとかにもよると思うんですけど、そこまでそんなに差はないと思う。やれるっていう手ごたえはあったし、今日も。でも、チャンスでアシストとかゴールを残せてたらそう言えたのかもしれないですけど、結果は出せなかったんで。満足せずまたやっていければいいかな、と。そういうレベルを目指して。

(鈴木智貴通信員)