マジョルカに所属するMF久保建英(18)は15日、2-2で引き分けたアウェーでのヘルタ戦に後半32分までプレーしたが、見せ場を作れなかった。スペイン各紙の評価は軒並み低かった。

マルカ紙は、両チーム合わせて唯一となる最低評価の0点(最高3点)をつけている。アス紙も、退場したマジョルカDFライージョとともに最低評価の0点だった。久保のパフォーマンスについて「絶えず失敗していた。プレーに関与するたびに悪く、期待外れだった」と酷評した。

マジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカは「チームは(本拠地の)ソン・モッシュから離れてプレーすると悪くなる」と、アウェーの連敗を7で止めたものの、勝てなかったチームを批判した。さらに「セビージャや久保、ダニ・ロドリゲスなど多くの選手たちの姿が見えなくなり、アグベニェヌにようにクオリティーの欠如が目立つ選手たちもいた」と、多くの選手が悪かったことを強調している。

マジョルカのモレノ監督は、後半32分に交代させた久保について試合後の会見で「タケはまだ18歳だ。調子がいい時もあまり輝けない時も、彼に対して忍耐強く冷静になる必要がある」と擁護している。

(高橋智行通信員)