トルコ1部ガラタサライは、うわさ話が原因でDF長友佑都(33)との契約解除が決まらないと、16日付のトルコ・フォトスポル電子版が報じている。

残留の可能性が報じられ始めている長友に対して、同電子版ではクラブは契約解除を狙っていると報じている。一方で、同じリーグのライバルクラブへ長友が移籍するのではないかと恐れているという。

もし、長友との契約が解除された場合、クラブとの意向とは関係なく、長友自身が移籍金なしで他クラブと交渉できる状況になる。

ここにきて、ライバルのフェネルバフチェが左サイドバックの補強を目指している「うわさ」がメディアの中で流れているという。これに反応したのが、現状では長友の保有権を持っているガラタサライ。長友が移籍金なしで同クラブへ移籍したら、何も得ることなくライバルチームを強化していることになる。

これを避けるためにガラタサライの経営陣は、「同じリーグの他クラブへ移籍した場合、200万ユーロ(約2億4000万円)の移籍金が発生する」という事項を是が非でも追加したいという。残留を希望している長友は、同リーグの他のクラブへ移籍することは考えていない。だが、今になって後から追加されたこの条件にサインすることはしたくないという。そういう経過があり、双方で契約解消の話し合いが前進していないと報じている。(オルムシュ由香通信員)