MF柴崎岳(27)が所属するスペイン2部デポルティボは、19日にホームで行われた首位カディスと対戦し、1-0で勝利した。

FWメリノの決勝点のアシストを後半21分に記録した柴崎のパフォーマンスについて、スペイン各紙が称賛している。

マルカ紙はノラスコアイン、メリノと並ぶ、チームトップの2点(最高3点)をつけた。ゴールシーンについて「柴崎の素晴らしいスルーパスが、相手GKとの1対1を演出した」と絶賛した。アス紙はこの試合で活躍した1人に柴崎をピックアップ。「メリノをフリーにするため、軽業師(かるわざし)のようなパスを送った」と高く評価。メリノとともにチームトップの3点(最高3点)をつけている。

デポルティボの地元紙ラ・オピニオン・ア・コルーニャは「柴崎とメリノのプレーが、カディスに(勝つ)チャンスを与えなかった。デポルティボによる非常にハードワークな試合を決した」と評価した。

2度の監督交代を経たデポルティボは現在、リーグ戦4連勝中と勢いに乗っている。今シーズンのリーグ戦通算成績は24試合5勝9分け10敗の勝ち点24の20位とまだ降格圏内にいるが、降格圏外の18位ルーゴとの勝ち点差はわずか1となっている。

柴崎は今シーズンここまで、リーグ戦12試合に出場して2アシストを記録。ここ2試合連続でスタメン出場している。(高橋智行通信員)