スペイン2部のサラゴサとマジョルカが21日(日本時間22日午前3時開始予定)にスペイン国王杯ラウンド32で対戦するが、スペイン各紙は試合当日の紙面で香川真司と久保建英の先発出場を予想している。

スペイン紙マルカは、サラゴサが4-2-3-1でプレーし、香川はトップ下に入ると予想した。中盤より前のポジションを見てみると、ハビ・ロスとエグアラスがダブルボランチ、プアード、香川、アレックス・ブランコが攻撃的MF、リナレスが1トップとなっている。

一方、マジョルカのシステムは4-4-2で、久保は定位置の右サイドハーフに入ると予想されている。久保、ペドラサ、フェバス、ポソが中盤で並び、アブドンとアレグリアが2トップを形成する。

スペイン紙アスも香川がトップ下でプレーすると予想。システムは4-2-3-1で、ハビ・ロスとイグベケメがダブルボランチ、プアード、香川、アレックス・ブランコが攻撃的MF、リナレスがワントップに入ると見ている。

一方、久保については左サイドハーフでプレーすると予想している。システムは4-2--3-1で、セニェとペドラサがダブルボランチ、ポソ、フェバス、久保が攻撃的MF、アブドンがワントップとなっている。

またアス紙は日本人対決が実現することを強調し、2選手を次のように紹介している。

「香川はスター選手として入団したが、大きな期待に応えられておらず、期待外れのパフォーマンスが続いている。一方、レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍しているタケ・クボは研修生の期間が続いており、今日はセビリアから最近期限付き移籍で入団したポソ、2シーズン前ホームにしていた古巣に戻るフェバス(2017-18シーズン、レアル・マドリードからの期限付き移籍でサラゴサに所属)とともにスタメン出場する予定である」。

さらにアス紙はこの試合に向けたサラゴサの注目選手に香川をピックアップ。「期待外れのパフォーマンスが長く続いている中、名誉を取り戻すための新たなチャンスになる」と伝えている。

サラゴサは週末のミランデス戦が大雨のため延期になっていた。それに対しマジョルカは19日にバレンシアと対戦した後、中1日のハードなスケジュールでサラゴサに移動しての試合となる。そのためビセンテ・モレノ監督はバレンシア戦の先発メンバーのうち8選手を招集外にしている。(高橋智行通信員)