スペイン国王杯3回戦が23日に終了し、4回戦では2部サラゴサに所属するMF香川真司(30)が熱望するレアル・マドリードやバルセロナと対戦する可能性が残った。

4回戦に進出した日本人所属クラブは、香川のサラゴサだけとなった。3回戦では、香川の1アシストなどで久保建英が所属するマジョルカを3-1で撃破した。乾のエイバルも3部相手に1-3で敗れている。

また、優勝候補の1つに挙げられていた強豪Aマドリードがアウェーで、3部クルトゥラル・レオネサに1-2で敗れる大波乱も起きている。

4回戦に進出した16クラブは、1部からRマドリードやバルセロナ、バレンシア、セビリア、ビルバオ、ビリャレアル、Rソシエダード、オサスナ、グラナダ、レガネスの10クラブ。2部ではサラゴサ、テネリフェ、ミランデス、Rバリェカノの4クラブ。3部ではバダホス、クルトゥラル・レオネサの2チームとなっている。

4回戦の組み合わせ抽選会は24日に行われる。21日に行われたマジョルカ戦後に香川は「レベルの高いバルサなのか、レアルなのか。可能性はあるわけで。是非やりたいなという気持ちで待っています」と2大巨頭との試合を熱望。翌23日にバルセロナとRマドリードが順当に勝ち上がったため、実現の可能性が出た。また、1部同士の対戦の可能性もあり、バルセロナ対Rマドリードの「クラシコ」が早い段階で組まれるかもしれない。

(高橋智行通信員)