プレミアリーグ首位を走るリバプールのFW南野拓実(25)が2度目の先発を果たし、先制ゴールの起点となった。前半15分、ボール保持し、味方の動きを見極めて出したチリベジャのスルーパスからジョーンズの先制点が生まれた。同39分にも相手DFのこぼれ球を右足ダイレクトでシュートしたが、ゴールの枠外だった。

後半40分まで出場した。デビューとなった5日のFA杯エバートン戦で70分間、プレミアデビューとなった23日のウルバーハンプトン戦で57分間プレー。3トップの中央で先発し、右、左とポジションを変えながら移籍後最長時間をプレーしたが、チームは3部リーグで下位に低迷するクラブに2点差を守れずにドロー。2月の中断期間での再試合となった。

南野は「割と慣れているポジションでの先発でしたけれど。ボールを何回か良い形で引き出せる場面はあったんですが、試合全体で見て、後半特に、そういうところで受けてというのが少なかったし、ピッチと相手も難しかった」と振り返った。

プレミアデビュー戦から中2日での出場にも、南野は「前向きでしかない。ザルツ(ブルグ)の時も中2日、中3日で試合していたし、そのリズムの方がタフな体になる」と歓迎しつつも、勝ちきれなかった試合内容に悔しさを隠さなかった。リーグ戦と選手が入れ替わっていることについても「普段、紅白戦とかでする時は割と今日のメンバーがチームでプレーしている。連係ミスで今日も相手にチャンスを与えてしまった部分もありますけれど、それを言い訳にしてはいけない」と口にしていた。