ACミランがコービー・ブライアント氏の追悼となった試合を勝利で飾った。延長戦の末、4-2でトリノを破り4強進出を決めた。

ACミランは前半12分にMFボナベントゥーラのゴールで先制したが、DFブレメルに2ゴールを許して逆転された。しかし、敗戦目前の後半ロスタイム、MFチャルハノールが起死回生の右足ミドルシュートを突き刺して同点に追いつき延長戦に突入。延長後半開始早々にMFケシーのスルーパスで抜け出したチャルハノールが左足ミドルシュートを放つと、ボールは相手GKの左手をはじいてゴールに飛び込む勝ち越し弾となった。さらにその2分後には後半から途中出場していたFWイブラヒモビッチが右クロスを中央でFWレオンが落としたボールを右足で押し込んでダメ押しした。

試合前には照明が落とされ、26日に搭乗中のヘリコプターが墜落し亡くなったコービー・ブライアント氏の画像が大型スクリーンに映し出された。6歳から13歳までイタリアで育ち、ACミランのファンだった同氏の死を悼み、サンシーロは大きな拍手と悲しみに包まれ、スタンドには「安らかに眠れ コービー ともに永遠に」と横断幕が掲げられた。両チームの選手は喪章を付けて試合に臨んだ。

ホームアンドアウェーでの対戦となる準決勝はユベントスと顔を合わせる。