スタメン出場したエイバルMF乾貴士(31)は、バルセロナの攻撃力に押されながらも果敢にシュートを放った。4-2-3-1の左サイドMFでピッチに立ち、前半11分には右足でシュート。相手右サイドバックのDFセメード(26)の背後を突いて走ったものの、味方からほぼパスが出てこなかった。バルセロナDF陣に対し、前線からプレッシャーをかけ、同27分には巧みに相手MFラキティッチ(31)からボールを奪い返すシーンもあった。しかしボールキープを許し続け、守備に追われる時間帯も増えていった。

後半は16分、18分とシュートを放った乾だったが、21分にMFデ・ブラシス(32)と途中交代した。エイバルは相手FWメッシ(32)にハットトリックを許すなど0-5で大敗。これでカンプ・ノウでは、6戦全敗と散々な成績となっている。

(高橋智行通信員)