FW大迫勇也(29)が先発出場したブレーメンは、4日のドイツ杯で勝利したドルトムントに敗れた。

スコアレスで前半を折り返したが、後半7分にCKからDFザガドゥ、同21分には“怪物”FWハーランドに得点を許した。大迫はラストパスの本数で両チーム最多となる3本を記録したが、得点につながる大きな見せ場を作ることはできず。「前半は相手もシュートチャンスがない中、こちらも2本~3本あった。チームとしてもまとまって戦えていた。ただ、1本のセットプレーで流れが変わってしまったのは残念」と試合を振り返った。

依然として降格圏内の17位に沈んでいる。今季はセットプレーからの失点が多い。大迫は「そこ(失点)からパワーをプラスに持っていくことができていないのは事実。頭の中の問題だと思う。しっかりと整理して、次に向けて(やる)」と切り替えた。

コーフェルト監督は「我々はできる限りを尽くした。選手たちから情熱を感じることができた」とねぎらった。3戦連続無得点だが、「現状、最後の3分の1のところで打開できるだけの力がない。しかし、我々は諦めない」とコメントした。

(鈴木智貴通信員)