21日のスペイン1部リーグ第25節ベティス戦で大活躍したマジョルカのブディミール、クチョ・エルナンデス、久保建英の攻撃3選手について、マジョルカの地元紙ウルティマ・オラ電子版は23日、それぞれの頭文字を取って「BCK」と名付け、ビセンテ・モレノ監督が新たなトリデンテ(みつまたの矛)を手に入れたと伝えている。

3選手はベティス戦で、それぞれが異なる役割を果たしながらゴールを記録しチームは3-3で引き分けた。ブディミール、クチョ・エルナンデス、久保建英は3人で、1部リーグのチーム総得点の半分となる通算13ゴールを決めているだけでなく、アシストを5回記録し、シュートを68本打ってチームの攻撃に大きく貢献している。

ブディミールのここまでのリーグ戦通算成績は24試合(先発24試合)1986分出場、9得点2アシスト、シュート33本。シーズン開幕よりチームのエースとして君臨し、ビセンテ・モレノ監督に欠かせない絶対的なレギュラーとなっている。

クチョ・エルナンデスは10試合(先発6試合)641分間出場、2得点1アシスト、シュート17本。長引くけがによりチームへの合流が大幅に遅れて出場数は少ないものの、第24節アラベス戦でマジョルカ初得点を記録すると、ベティス戦では2戦連続となるゴールを素晴らしいボレーシュートでマークした。

久保のリーグ戦成績は22試合(先発11試合)1259分出場、2得点2アシスト、シュート18本。ウルティマ・オラ紙は、「先発出場もゲームに影響を与えることもない暗闇の中の1カ月後、タケ・クボに火がついた。アラベス戦で再び活発な動きを見せると、ベティス戦ではマジョルカの3ゴールの主役となった」と大絶賛し、今後に向けて大きな期待を寄せていた。

マジョルカは次節、3月1日にヘタフェとホームで対戦するが、ビセンテ・モレノ監督が再びこの3選手を同時起用するかに注目が集まることになる。(高橋智行通信員)