欧州サッカー連盟(UEFA)は17日に緊急会議を行い、新型コロナウイルスの影響により、欧州選手権を2021年夏に延期することを決定したことをスペイン紙アス電子版が同日に報じている。

欧州選手権は当初、今年の6月12日から7月12日にかけて開催される予定だったが、大会期間が2021年6月11日から7月11日に変更されることになった。

アス紙はまた、欧州選手権が来年に延期されることにより、今シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝が5月30日から6月27日、欧州リーグ決勝が5月27日から6月24日にそれぞれ延期されることも決定していると伝えている。

UEFAは両大会の残り全試合を行う予定ではいるものの、全ては新型コロナウイルスの状況次第となってくる。日程を短くするため1試合制の準決勝と決勝戦を戦う「ファイナルフォー形式」のオプション、そして中止という最悪のシナリオの可能性も残されているとのことだ。

(高橋智行通信員)