欧州サッカー連盟(UEFA)のチェフェリン会長は、新型コロナウイルスの影響により中断が相次いでいる公式戦について、今季の日程を消化できない可能性があると、28日付のイタリア紙レプブリカで語った。

欧州各国のリーグ戦だけでなく欧州CLなどのカップ戦など、多くの公式戦が新型コロナウイルスの影響で中断し、再開のめどすら立っていない。さらに6月開催予定だった欧州選手権の1年延期が決定するなど、欧州のサッカー界にも大きな影響が出ている。

壊滅的な状況の中、同会長は公式戦の再開時期について「3つのオプションがある。5月中旬、6月または6月末から再開することだ」と語った。一方で「もし、(6月末までに)再開できないのであれば、今シーズンはおそらく失われることになるだろう」と、今季終了の可能性も視野に入れていると話した。

また、来季の開幕時期については「(普段よりも)遅らせて開幕する可能性もある」と語った。だが、すべては可能性でしかない。同会長は「まずは、各国のリーグやクラブにとってベストな解決策を見つけたい」とコメント。新型コロナウイルスの影響により現状は不透明だが、今季の残り試合が無くなる可能性が出てきた。