新型コロナウイルスにより多くのリーグ戦が中断されている中、ベラルーシ1部リーグが通常通り試合を開催した。27~29日にかけて、FCミンスク-ディナモ・ミンスクのダービーマッチを含む8試合が行われた。

英BBC放送電子版によると、欧州で唯一開催されているリーグで、ダービーマッチには約3000人の観客が訪れたと伝えた。同国サッカー連盟の広報を担当するアレイニク氏は「スポーツ省が推奨する措置を行っている。ファンと接触するすべての人には手袋が支給されている」と話していたが、上半身裸で応援しているサポーターの写真が掲載されている。

人口約950万人の同国は、新型コロナウイルスの感染者は100人未満で死者は出ていない。また、ほとんどの欧州諸国は国民に外出禁止や国境閉鎖などの対策をしているが、ベラルーシのルカシェンコ大統領は心配していないという。国民に対して「ウオッカを飲んで、同ウイルスと戦うように」と提案していると、報じている。

また、3-2でFCミンスクが勝利したダービーマッチを含む同国1部リーグの試合は、ロシアやイスラエル、インドなど10カ国で放送されたという。