バルセロナからスペイン2部ラスパルマスに期限付き移籍中で、将来を大いに期待されているスペイン人MFペドリ(17)にオファーが殺到しているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が2日に報じている。

ペドリは昨年夏、バルセロナが500万ユーロ(約6億円)の移籍金を払い、ラスパルマスから獲得した。しかし、今季はそのままラスパルマスに期限付き移籍で所属し、スペイン2部で最も市場価値の高い選手になっている。ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、その金額は800万ユーロ(約9億6000万円)となっている。

現在、ペドリを期限付き移籍で狙うクラブが多数あり、ベティス、セルタ、Rソシエダードがすでに名乗りを上げ、来季に向けてバルセロナにオファーを出している可能性がある。この中でバルセロナとの関係が良好で、エメルソンとアレニャーが期限付き移籍でプレーしているベティスが1歩リードしているとみられている。

ペドリは今季、ラスパルマスで31試合中26試合(全て先発)に出場し、3得点3アシストを記録。欠場した5試合はすべてU-17スペイン代表に参加したためだった。バルセロナのキケ・セティエン監督は近々、期限付き移籍に出す前にペドリの将来について検討する必要に迫られるだろう。(高橋智行通信員)