ドルトムントは3日、新型コロナウイルスの対策として本拠地「シグナル・イドゥナ・パーク」の一部を医療センターとして活用することを発表した。

世界保健機関(WHO)によると、3日時点でドイツは世界で5番目に多い約7万9700万人の感染者を出している。クラブ公式サイトで「4日からスタジアムの北部4階を新型コロナウイルスの医療センターにする」と、約8万人を収容する国内最大級のスタジアムの一部を提供することを明かした。

地元機関のベストファーレン・リッペ保険医協会と連携して医療センターを設立。ドルトムントのバツケ最高責任者は「我々のスタジアムは街の象徴だ。このスタジアムは感染の疑いのある人や呼吸器疾患、発熱などの症状を訴える人を支援するために理想的な場所だ。そういう人たちを支援するために全力を尽くすことは、我々の責任であり、望んでいることだ」と経緯を説明した。

医療センターは正午~午後4時まで毎日開かれており、予約は必要ないと発表した。