スペイン紙アスが5日、1面に日本代表MF久保建英(18)ら5人の若手を大きく掲載し、レアル・マドリードが近年獲得した20歳以下の選手の市場価値総額が約2倍になっていると伝えている。

Rマドリードは近年、将来性豊かな若手選手を獲得する施策を採っており、今季は久保やロドリゴ、ヘイニエルが入団した。トップチームに25人、カスティージャ(Bチーム)1人、期限付き移籍11人の合計37人と契約を結んでいる。

その中で、近年入団した20歳以下11人の契約に投資した移籍金総額は1億7570万ユーロ(約211億円)になる。1人当たりの平均移籍金は1590万ユーロ(約19億1000万円)となっている。そしてドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、現在の市場価値は計3億5550万ユーロ(約427億円)で、1人当たりは3230万ユーロ(約38億8000万円)で約2倍に上昇している。

マジョルカに期限付き移籍中の久保は昨年夏に移籍金なしで加入し、現在の市場価値を1500万ユーロ(約18億円)にまで高めている。差額はプラス1500万ユーロで、入団時の金額と現在の市場価値の差額ランキングで11人中5番目となっている。

入団時の金額と現在の市場価値の差額が最も大きいのがバルベルデ。500万ユーロ(約6億円)から6000万ユーロ(約72億円)にアップし、差額がプラス5500万ユーロ(約66億円)となり、最も市場価値の高い選手でもある。

エデゴール(Rソシエダードに期限付き移籍中)が280万ユーロ(約3億3600万円)から5000万ユーロ(約60億円)にアップして2位となった。差額がプラス4720万ユーロ(約56億6400万円)で、最も市場価値の上昇率が大きい選手になっている。

その他では、アセンシオが390万ユーロ(約4億6800万円)から4000万ユーロ(約48億円)にアップして3位。ロドリゴが4000万ユーロ(約48億円)から5000万ユーロ(約60億円)に上昇して6位。ビニシウスが4500万ユーロ(約54億円)から5000万ユーロ(約60億円)にアップして7位となっている。

(高橋智行通信員)