J1川崎フロンターレは6日、昨年8月にベルギー1部リーグのアントワープに期限付き移籍していたMF三好康児(23)が同クラブに完全移籍することを発表した。契約期間は23年6月まで。アントワープ側が契約時に締結していた買い取りオプションを行使した。

三好は昨年11月から今年1月までは足首の負傷で離脱したが、それ以外ではコンスタントに出場を重ねており、クラブ側もその実力を評価。先月28日にはアントワープ側からも完全移籍が発表されていた。

三好は川崎Fを通じてコメントも発表した。「アカデミーからプロ生活まで僕の人生の半分以上をフロンターレと過ごし、サッカーだけでなく1人の人間として育ててもらいました。ここ数年は複数クラブに移籍をさせてもらう中で関わったすべてのクラブ関係者の方々、そしてサポーターの方々がいなければ今の自分はいないと思います。本当に感謝しています」と18年に所属した北海道コンサドーレ札幌、19年の横浜F・マリノスへの感謝もつづった。その上で川崎への愛着も語り「ただ、僕のホームはいつになっても川崎です。言葉だけでは感謝を伝え切る事は出来ないので、このご恩はいろんな形で返していければと思います」とした。また、新型コロナウイルスの感染拡大により国内外でクラブ活動が制限されている現状については「今は世界中が大変な困難に直面していますがこの期間をみんなで手を取り合って乗り越えましょう。またサッカーが出来るようになった時により成長した姿を見せれるように僕も頑張ります」とつづった。