イングランド・プレミアリーグのクラブに所属する選手たちが8日、新型コロナウイルスの治療にあたる英国民医療サービス(NHS)などを支援するための基金「#PlayersTogether」を設立すると発表した。

選手主導による新型コロナウイルス対策支援のための基金で、NHSの最前線や、関連分野での医療従事者たちを支援するとの声明文が同日、主要選手のツイッターで投稿された。日本代表FW南野拓実が所属するリバプールのジョーダン・ヘンダーソン主将は「世界的なパンデミックとの戦いにおいてもっとも必要なところにお金を分配したい」とつづった。

プレミアリーグは選手協会に対し、30%の給与カットを提案したものの、今だ合意には至っていない。先週、プレミアリーグの選手給与カットを要求した英国のハンコック保健相は、この基金について「心のこもった決断。温かく歓迎する」などとコメントした。