欧州中で大注目を浴びる選手の1人になっているバレンシアのU-21スペイン代表MFフェラン・トーレスが、20歳にして市場価値でチームトップの選手になっていると、スペイン紙マルカ電子版が10日に報じた。

バレンシアとU-21スペイン代表でレギュラーの座を勝ち取っているトーレスの人気はとどまることを知らない。すでにレアル・マドリード、リバプール、ユベントス、ドルトムントといった欧州の名だたる強豪が獲得を狙っているという報道が出るほどになっている。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、その市場価値は4500万ユーロ(約54億円)となっている。これに続くのは4000万ユーロ(約48億円)のガヤ、カルロス・ソレール、ロドリゴ、3200万ユーロ(約38億4000万円)のマクシ・ゴメス、2800万ユーロ(約33億6000万円)のキャプテンのパレホとなっている。

トーレスはまだスペインのフル代表でプレーしたことがないにも関わらず、各国代表クラスの重鎮を抑え、すでにクラブでもっとも市場価値の高い選手になっているのである。

契約は2021年6月までとなっている。クラブは来季無料で退団されることを阻止するために契約延長を望んでいるが、現時点で交渉が滞っている。そのためスペインサッカー界の将来を担う選手を巡り、今夏何らかの動きがあるかもしれない。(高橋智行通信員)