新型コロナウイルスの影響でシーズン終了となり、優勝が認められなかったオランダ1部アヤックスのエリック・デンハーグ監督が悔しさをにじませた。24日、クラブ公式サイトを通じてシーズン終了ついて言及し「満足できない気持ち」を明かした。

同監督は「リーグ25試合中で23試合で首位に立ち、私たちはトップにいます。フィールドでタイトルを獲得したいと思っていました。今では、それを具体化する機会が与えられていません」と落胆。しかし9月1日まで公式戦を許可しない政府の決定は理解しており「健康第一です。2番目には経済が再び軌道に乗る必要があります。結局のところ、それはサッカーの利益にもつながる。特にオランダのサッカーは、最近のスポンサー収入に大きく依存している」と説明。スポンサー企業などが減収を最小限に抑えるためも、コロナウイルスを収束させなければならないと強調した。

またエドウィン・ファンデルサールCEO(最高経営責任者)も「選手として、クラブとしては当然、王者になりたい。私たちは1年間トップでした。王者として宣言されないのは残念」としながらも「この状況では理解できるかもしれません。現時点ではサッカーよりも重要なことがあります」と受け入れる姿勢を示した。