MF久保建英(18)が所属するマジョルカの選手2人が、来月半ば再開予定の第28節バルセロナ戦に間に合わない可能性があると、マジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ電子版が30日に報じている。

ガーナ代表の左サイドバック(SB)ルモール・アグベニェヌは腓腹筋(ふくらはぎ)を負傷し、まだ医師からの正確な情報は出ていないが、今季絶望の可能性が出ている。

また、今冬に獲得したギリシャ代表DFクトリスが2月に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い早々に戦線離脱している。そのため、左SB専門の選手を欠いた状態でリーグ戦の残り11試合を挑む必要があるかもしれない。左SBはバルセロナ戦で相手エースFWメッシと頻繁にマッチアップすることになる過酷なポジションである。

スペイン人FWアブドン・プラッツは筋肉面に問題を抱えており、復帰までに3週間かかる可能性があるため、バルセロナ戦に間に合うかは疑わしいという。

今季のリーグ戦、アグベニェヌは20試合(先発17試合)、1607分間出場し、モレノ監督にとって貴重な戦力となっている。一方、アブドンは13試合でプレーするも、先発は1度もなく出場時間はわずか167分とほとんど戦力に入っていなかった。さらに無得点のため、欠場した場合、大きな痛手にならないとみられる。

(高橋智行通信員)