セリエAの名門ユベントスが、所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレル・ピャニッチ(30)のバルセロナへの移籍交渉について、ブラジル代表MFアルトゥールと17歳FWアンス・ファティの獲得が不可能なら、それに代わる若手5選手に興味を示している。スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が30日に伝えた。

ユベントスは当初、ピャニッチとアルトゥールのトレードを目指していたが、アルトゥールに来季もバルセロナでプレーを続ける希望があることを告げられたため断念した。次にアンス・ファティ獲得に動くが、バルセロナに「移籍不可能」という回答を受けて実現できない。

そのためユベントスは現在、新たにベティスに期限付き移籍中のアレニャ、Bチームのリキ・プッチ、イライシュ・モリバ、来季に向けて契約済みのトリンコン(ブラガ)、ペドリ(ラスパルマス)の若手5選手に興味を示しているという。

この5選手の中で、アレニャがユベントスとの交渉に含まれる可能性が最も高く、完全移籍になる可能性がある。一方、他の4選手がユベントスに行く場合は期限付き移籍になるとみられている。さらにユベントスは負傷中のデンベレについても、期限付き移籍で獲得できるか様子をうかがっている。(高橋智行通信員)