パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ(21)の市場価値が世界トップの212億円だと、スペイン紙アス電子版が5月31日に報じた。

エムバペは、レアル・マドリードが以前から獲得を狙っている。同紙はオランダのコンサルタント会社KPMGが発表した最新データを用い、エムバペの市場価値が世界トップの1億7700万ユーロ(約212億4000万円)であると伝えた。

これはRマドリードが獲得する場合の目安になるとみられている。しかし今季は新型コロナウイルスの影響を財政面でダメージに受けているため、すでに断念し、来季の契約に照準を合わせていると報じられている。

同社のデータでは今夏、新型コロナウイルスの影響を受け、選手の市場価値が全体で平均26・5%ダウンとなっている。一方、エムバペの市場価値は新型コロナウイルスの感染拡大前、2億2500万ユーロ(約270億円)だったため、21・5%ダウンの4800万ユーロ(約57億6000万円)減だった。さらに契約が22年6月であるため、このまま契約延長しなかった場合、契約が残り1年となる来年夏は、市場価値がさらに下がると推測されている。

エムバペに続く2位は、同じパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールで1億3700万ユーロ(約164億4000万円)。3位はマンチェスター・シティーのイングランド代表FWスターリングで1億2900万ユーロ(約154億8000万円)。4位はバルセロナのアルゼンチン代表FWメッシで1億2700万ユーロ(約152億4000万円)。5位はリバプールのエジプト代表FWサラーで1億2400万ユーロ(約148億8000万円)となっている。

6~10位は、サンチョ(ドルトムント)、マネ(リバプール)、ケイン(トットナム)、デ・ブライネ(マンチェスター・シティー)、ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)。この中でケインまでの8人が市場価値1億ユーロ(約120億円)を超える選手たちとなっている。またRマドリードのベルギー代表FWアザールは9500万ユーロ(約114億円)で11位だった。

(高橋智行通信員)