ボルシアMGのフランス人FWマルクス・テュラム(22)が2ゴールを決めてチームを勝利に導いた。新型コロナウイルスの影響による中断明け初戦から4戦4発と絶好調で今季10ゴール目。ブンデスリーガ1年目で2ケタゴールを達成した。

192センチの長身アタッカーは、フランス代表の歴代最多出場記録(142試合)を持つリリアン・テュラム氏(48)の息子。父は1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会で優勝に貢献したレジェンドDFだが、息子はスピード抜群のFWで、ブンデスリーガの公式データによると、この日も両チーム最速となる時速33・7キロの走りを見せた。

テュラムはゴールを決めると、片膝をついて祈りをささげた。米ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件に抗議しての行動。試合後、自身のツイッターに「説明の必要はありません」とつづった。