イングランド・プレミアリーグ、ニューカッスルのポール・キャッターソン・チームドクターは同リーグ再開後、通常よりも多くの選手が負傷すると予測した。

2日に報じたロイター通信によると英BBCのインタビューで、同ドクターは「現時点では、多くのけがが見込まれる。選手たちはマシンでランニングし、室内で8週間動いているため、普段の練習が体にとって異なる刺激になるだろう」と語った。

3月13日にリーグが中断し、各クラブが6月17日の今季再開を目指してトレーニングを再開している。

しかし選手たちは自家用車で練習場から直行直帰するため、満足なマッサージやアイシングを受けられない状況にある。体のメンテナンス不備が生じる可能性が高くなっている。同ドクターは「私たちにできることは、家に持ち帰るための氷を与えることだけ。それは15年前(のケア)に戻るようなものだ」と明かした。

プレミアリーグではコロナウイルス検査を徹底し、徐々に陽性反応を示した選手、スタッフはいなくなった。「プレミアリーグのトレーニング場は、周りで最も安全な環境の1つであると確信している」と話したキャッターソン・ドクターは「選手には大きな負担があります。彼らはこの環境下で、専門的に行動しなければなりません。もし誰かがガイダンスに従わない場合、グループを危険にさらすことになるからです」と選手のメンタル面も心配していた。