バルセロナが今夏獲得を狙っているインテル・ミラノ所属のアルゼンチン代表ラウタロ・マルティネス(22)の契約解除金の有効期限が7日で切れたとスペイン紙マルカ電子版が同日に報じている。

同紙によると、1億1100万ユーロ(約133億2000万円)に設定されていたラウタロ・マルティネスの契約解除金の有効期限について、インテル・ミラノのジョゼッペ・マロッタ最高責任者(CEO)が1カ月ほど前、今月7日で切れることを明かしていた。

そのため今後、バルセロナがラウタロ・マルティネスを獲得する場合、自由に移籍金を設定できるようになったインテル・ミラノとの価格交渉が必要になる。しかしバルセロナは新型コロナウイルスの影響を財政面に受け、契約解除金の支払いが不可能だったため、最初から所属選手の譲渡を含めた値下げ交渉を行っていた。

これまでラウタロ・マルティネスの獲得交渉にバルセロナのさまざまな選手の名前が出ていたものの、具体的な動きはなく、困難を極めている。

一方、インテル・ミラノが23年6月30日で切れる契約について、契約期間1年延長の24年6月30日まで、現在の2倍の年俸が500万ユーロ(約6億円)という条件のオファーをラウタロ・マルティネスに出したというニュースがイタリア国内で報じられている。そのため今後バルセロナがどのような動きを見せるかが注目となる。(高橋智行通信員)