元イングランド代表DFのジャック・チャールトン氏が10日に死去した。11日、英BBC放送(電子版)が報じた。85歳だった。悪性リンパ腫や認知症を患っていたという。

同氏は現役時代、長身のセンターバックとして活躍。1966年ワールドカップ(W杯)イングランド大会では、弟のボビー・チャールトンとともに優勝に貢献した。

クラブレベルではリーズ・ユナイテッドが唯一の所属チームで、リーグ戦通算629試合に出場。リーグ優勝2回、FA杯優勝1回の成績を残した。

監督としても手腕を発揮し、W杯に2回出場。アイルランド代表を1990年イタリア大会で初出場8強、1994年米国大会でも16強に導いた。

アイルランドのマーティン首相は自身のツイッターに「彼はアイルランド・サッカーの黄金時代を築きました。90年イタリア大会で国民は歓喜しました。ありがとう、ジャック」と記した。

元イングランド代表FWのリネカー氏も自身のツイッターに「ジャック・チャールトンさんが亡くなったと聞いて悲しくなりました」とし、元イングランド代表FWルーニーも「悲しいニュース、レジェンド」とツイートした。