インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(22)のバルセロナ入りが大きく近づいている。ただ、解決しなければいけない点が2つあるため、最終合意には至っていないとスペイン紙マルカが12日に報じている。

同紙はその2つについて、1つ目はバルセロナがクラブの収支を調整するため1選手の売却が必要であること、2つ目は両クラブ間で新たに設定されている移籍金を金銭プラス2選手の譲渡で支払うことを挙げている。

両クラブ間で新たにラウタロ・マルティネスの移籍金は約1億2000万ユーロ(約144億円)に設定されているという。これは7月7日に有効期限が切れたばかりの契約解除金1億1100万ユーロ(約133億2000万円)を上回る金額である。

しかしバルセロナにはそこまでの大金を支払うことはできないため、現金7000万ユーロ(約84億円)にプラスして、2選手を譲渡することでインテル・ミラノと話がまとまっているとのこと。この2選手の具体的な名前は出ていないが、ほぼ確定していると関係者が語っていた。

移籍が決まるのは間違いないが、8月までかかる可能性があり、ラウタロ・マルティネスの現在の年俸250万ユーロ(約3億円)がバルセロナ入団で約3倍にアップするとマルカ紙は伝えている。(高橋智行通信員)