スイス・ローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーの欧州の国際大会への2年間の出場停止処分を取り消した。ロイター通信によると、この決定でマンチェスターCは来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)への出場が可能になった。

欧州サッカー連盟(UEFA)は2月14日にマンチェスターCが財務規則「ファイナンシャル・フェアプレー」に抵触したとして、来季から2シーズンにわたり欧州CLなどのUEFA大会への出場を禁止すると発表していた。UEFAのクラブ財務管理機関の裁定部門が調査した結果、2012~16年にスポンサー収入を過大に計上していたと判断し、罰金3000万ユーロ(約36億円)の処分も科していた。だが、マンチェスターCはこの裁定を不服とし、CASに提訴していた。