サンプドリアDF吉田麻也(31)のイタリア語に、セリエAの先輩、インテル・ミラノで長年プレーしたDF長友佑都(33)が2日、合格点をつけた。

1月に加入した吉田は最終戦のブレシャ戦後に、習得中のイタリア語でインタビューに応じた。

この場面がクラブのYouTube公式サイトにアップされた。吉田はこのリンクを張り、自身のインスタグラムに「加入時からシーズン最後にイタリア語でインタビュー受けることを目標に勉強してきました。そして今日やってみました! 長友先輩に評価してもらいましょう。笑」と書き、「私のイタリア語はどうですか?」と長友に、評価を“お願い”していた。

長年、日本代表の最終ラインで連係してきた2人。早速、インスタグラム上で長友もしっかり反応した。指名された「先輩」は、「半年でこれは凄いよ。吉田先生と呼ばせて頂きますね。笑」と返した。

吉田は冬の移籍期間終了間際に、サウサンプトンからサンプドリアへ電撃移籍。ちょうどイタリア在住半年だが、信じられないスピードでイタリア語を身につけつつあるようだ。

イタリアは、日本より早く新型コロナウイルス感染拡大が進み、3月から約2カ月ほどロックダウン(都市封鎖)となった。

吉田はこのステイホーム期間に、徹底して家にこもり、空いた時間をトレーニングとイタリア語の習得にあてていた。

オンラインで家庭教師をつけ、徹底的に勉強し、その一定の成果を区切りとなったこのタイミングで披露。イタリア語の大先輩でもある長友から、合格をもらった。

2人ともこの夏の去就が注目されているが、イタリア語の習得も順調な吉田は引き続きセリエAを戦いの場としても、言葉のストレスなく過ごすことはできそうだ。