日本代表MF久保建英のビリャレアルへの期限付き移籍が決定的と報じられている中、同クラブはバレンシアのスペイン代表MFダニ・パレホ(31)とフランス人MFフランシス・コクラン(29)の獲得も目指しているとスペイン紙アスが6日に報じている。

同紙によると、ビリャレアルはベテランのブルーノ・ソリアーノとカソルラがそろって退団したため、中盤の新たな補強として、近年バレンシアを支えてきた2選手にオファーを出す準備をしているとのこと。

ビリャレアルの当初の狙いは、フラムから期限付き移籍のアンギサの保有権買い取りおよびレバンテからカンパーニャを獲得することだったが、両選手とも金額が高く実現できなかった。

そのためビリャレアルは今夏、主力選手の放出を考えているバレンシアからパレホとコクランの獲得に動くとのこと。このプランはエメリ新監督にも大歓迎されている。

バレンシアは同じ州内のライバルに主力2選手を売却することについて、何の問題もないとのことで、できる限り多くの移籍金を得ることだけを考えているという。一方、ビリャレアルには、アンギサとカンパーニャのどちらかひとりの獲得費用で2選手と契約できるという利点があるとのことだ。

またパレホとコクランにとって、同じバレンシア州を拠点とするビリャレアル移籍は、家族を引っ越しさせる必要もなく、今までの生活を維持できるという点で大きなメリットがある。

(高橋智行通信員)