今季スペインリーグを7位で終え、来季クラブ史上初めて欧州リーグに出場するグラナダは、今夏の移籍市場でチームのレベルアップを目指し、久保建英とともにマジョルカの攻撃を支えたコロンビア人FWクチョ・エルナンデス(21)を獲得候補の1人に挙げていると、8日のスペイン紙アスが報じた。

期限付き移籍で今季マジョルカに所属したクチョ・エルナンデスはリーグ戦終了後、所属元のワトフォードに戻っていた。しかし、代表キャップ数の規定を満たしていないため、来季もイングランドでプレーすることができず、再び期限付き移籍でプレーすることになるとのこと。本人の希望によりスペインのクラブに所属する可能性が高いという。

同紙はグラナダにとって、ポリバレントな能力を備え、得点力もあるクチョ・エルナンデスは、センターフォワードやトップ下だけでなくサイドでもプレーでき、理想的な選手と見ている。

だが、クチョ・エルナンデスを狙うのはグラナダだけでなく、ベティス、バリャドリード、ウエスカ、オサスナ、セルタといったライバルが存在していると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)