ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド(35)がパリ・サンジェルマン移籍を再び考えていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が9日に報じている。

ユベントスは7日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でリヨン(フランス)に勝利して2戦合計2-2としたが、アウェーゴールの差で敗退が決定。マウリツィオ・サッリ監督が解任され、新たにアンドレア・ピルロ氏が新監督に就任したことが発表された。

ロナウドはこの敗退を不快に感じているという。

ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・エムバペが所属するパリSGは、ロナウドが以前から魅力を感じているクラブ。同紙がフランスのメディア「フット・メルカート」の情報をもとに、パリSGのスポーツディレクター、レオナルド氏とロナウドの代理人ジョルジュ・メンデス氏の間ですでに会話があったことを伝えている。さらに両者はリスボン(ポルトガル)で開催される欧州CL準々決勝の期間中に再び顔を合わすと推測されている。

しかし今後、ユベントスとの契約期間が2022年6月30日まで残るロナウドについて、アンドレア・アニェッリ会長が全力で引き留めることが予想される。パリSGが経済的に獲得できるかどうか、様子を見る必要があるともムンド・デポルティボ紙は伝えている。(高橋智行通信員)