10日に日本代表MF久保建英(19)の期限付き移籍での加入を発表したビリャレアルについて、スペイン紙マルカ電子版が同日、「ウナイ・エメリ監督がどのチームとも渡り合うことができるイレブンを編成できる可能性がある」と、新シーズンに向けて十分な戦力を備えられることを強調し、今季のスタメンをひと足早く予想した。

そのスタメンとは、アセンホ、ルベン・ペーニャ、アルビオル、パウ・トーレス、アルベルト・モレーノ、久保、パレホ、コクラン、チュクウェゼ、ジェラール・モレーノ、パコ・アルカセルの11選手。

久保についてマルカ紙は、エメリ監督がマジョルカ同様、右サイドハーフで起用することを予想している(システムは4-4-2)。またビリャレアルは今夏、クラブの伝説的な選手であるカソルラとブルーノ・ソリアーノが退団したため、中盤の補強が必須となっており、久保に続き、バレンシアからパレホとコクランの入団が濃厚となっている。それ以外の8人は昨季もビリャレアルに所属していた選手たちである。

この中でルベン・ペーニャとコクランを除く9人がフル代表経験者。アセンホ、アルビオル、パウ・トーレス、アルベルト・モレーノ、パレホ、ジェラール・モレーノ、パコ・アルカセルの7選手が過去、スペイン代表に選ばれている他、久保が日本代表、チュクウェゼがナイジェリア代表でプレーしており、経験豊富な選手たちがそろっている。

またバレンシアに期限付き移籍で所属していたジャウメ・コスタが今季、ビリャレアルに戻り、アルベルト・モレーノと左サイドバックのレギュラー争いをすることになるとマルカ紙は予想している。

◆マルカ紙のスタメン予想(システム:4-4-2)

GK:アセンホ

DF:ルベン・ペーニャ、アルビオル、パウ・トーレス、アルベルト・モレーノ

MF:久保、パレホ、コクラン、チュクウェゼ

FW:ジェラール・モレーノ、パコ・アルカセル

(高橋智行通信員)